どんなに逃げても、後からカフェが追いかけてくる

タイトルは大好きな映画「マグノリア」の名台詞から。別に逃げてもないし、追いかけられてもないです。

COX@つくば市

このブログで紹介するお店は東京のが多いのですが、僕は少し前まで茨城県つくば市に住んでいました。

つくばは、都会と田舎のバランスが素晴らしく、程よく便利で、程よくオシャレな本当に住みよい街です。

僕は、ある種つくばに恋していたわけですが、その理由の大きな一つがShingoster Livingというカフェの存在です。

f:id:kozou_kozou:20170102205610j:image

古い蔵を改装して、1Fはギャラリー、2Fがカフェ。

f:id:kozou_kozou:20170102205715j:image

f:id:kozou_kozou:20170102205728j:image

日曜日にはこんなステキなサンデーブランチが楽しめる、そして何よりコーヒー(マスターの自家焙煎です)が美味しいカフェでした。

 

「でした」というのには、理由がありまして。

今は、この蔵ではカフェ営業をしていないのです。このカフェが大好きだった僕としては残念でならないのですが…もちろんただ蔵カフェをやめたわけではありません。

 

というわけで、Shingoster Living敷地内に出来た(すいません、出来てからもう随分経つわけですが)レストランcoxをご紹介します。

f:id:kozou_kozou:20161024212901j:image

このお店はすこしわかりにくい場所にありまして。大通りから入るルートもあるんですが、僕はこんな感じの農道を歩いていくのが好きです。

f:id:kozou_kozou:20161024212917j:image

農道を抜けると、似つかわしくない建物が…

f:id:kozou_kozou:20161024212933j:image

そう。

このコンクリートの塊こそが…

f:id:kozou_kozou:20161024212946j:image

f:id:kozou_kozou:20161024213003j:image

coxなのです。

f:id:kozou_kozou:20170103153737j:image

車の場合も駐車場ありますのでご安心を。

 

f:id:kozou_kozou:20161024213036j:image

Shingoster Livingも1Fのギャラリーは引き続き営業されています。

f:id:kozou_kozou:20161024213051j:image

黒板の使い方ひとつとっても本当オシャレですよね。

 

f:id:kozou_kozou:20170102210416j:image

さて、ではcoxの中へ。

f:id:kozou_kozou:20170102210551j:image

店内の写真があまりなくて申し訳ないんですが、大きいテーブル(20人くらい座れるかな)が一つ、小さなテーブル(4人用)が二つ、あとはキッチンに面したカウンターがあるという感じです。

f:id:kozou_kozou:20170102210622j:image

店内から外を見るとこんな感じ。

f:id:kozou_kozou:20170102210707j:image

マスターの奥様自家製のスウィーツも絶品です。

f:id:kozou_kozou:20170102210718j:image

この日はサラダボウルを頼みました。

野菜好きにはたまらない、いくらでも食べれそうな一品です。

f:id:kozou_kozou:20170102210729j:image

 僕にとってカフェは、もちろん美味しいコーヒーを飲めることが第一条件ですが、出来れば「行くたびに何かを得られる場所」であってほしいなという想いがあります。

それは、物体としての何かということではなく、何かを始めるきっかけや、インスピレーションや、出会いや、一緒に行った人との関係性といったことなんですが、僕にとって、ここはその全てがある場所です。

もちろんこういうことは感受性の違いによるものなので、誰しもが同様に感じるものではありませんが、僕と同様に感じる人も少なくないと思います。

このブログをご覧になった、僕の知らない誰かにとっても、このお店が特別な場所になったなら、こんなに嬉しいことはありません。

 

 cox
029-893-6075
茨城県つくば市小野崎448-1
https://tabelog.com/ibaraki/A0802/A080201/8017389/

 

http://shingoster.com/tagged/cox

 

CAFFEINE HOLIC@虎ノ門

2016.10

虎ノ門に出来た「世界初のカフェインチャージバー」に行って来ました。

 

f:id:kozou_kozou:20161016193056j:image

元々は岡三証券という証券会社が入っていたビルで、当時から「かっこいいビルなのに証券会社が使うなんてもったいない(証券会社の皆さんすいません)」と思っていたのですが、ついにかっこいいカフェが入って、僕的には大満足です。

 

f:id:kozou_kozou:20161016193241j:image

暗いとわかりにくいかもしれないので、一応明るい時間帯の写真も。

 

f:id:kozou_kozou:20161016233323j:image

ワークチェアのセレクトショップであるワーカホリックがオーナーらしく、上の階はワークチェアの展示スペースになっています。

f:id:kozou_kozou:20161019195525j:image

さて、入りましょう。

f:id:kozou_kozou:20161019195608j:image

店内は広々としてます。

こちらの売りは「カフェインチャージ」。オフィス街にお店を構えるだけあって、闘えサラリーマン的にカフェインをガツンとキメてくださいよ、という。

カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶、緑茶から選べまして。どれを選んでも基本的にはエスプレッソで濃縮抽出してくれます。それをダイレクトにキメるか、お湯で割るか、炭酸水で割るか、ビールで割るか選べます。あと、ラテも選べます。

 

 f:id:kozou_kozou:20161023174126j:image

今回は炭酸水で割ってもらいましたよ。

新しい味わい方でしたが、僕的には普段は普通のエスプレッソもしくはラテで飲みたいかな…と笑

今度はかっこよくエスプレッソダブルをくいっとスタンドでキメたいものです。

 

f:id:kozou_kozou:20161023174149j:image

マグカップもオシャレでして、まさにカフェインホリックな僕は「買わなきゃかな…」と本気で悩んでおります。フォントかっこよくていいですよね。

 

世界初のカフェインチャージバー。

キメたい時に、是非どうぞ。

 

http://www.iamcaffeineholic.jp

 

カフェインホリック
03-6550-9720
東京都港区虎ノ門1-4-7
https://tabelog.com/tokyo/A1308/A130802/13199516/

 

 

 

 

PRETTY THINGS@駒沢

 2016.6

 

またまたご無沙汰になってしまいました。

 

今回は僕が「東京で一番美味しいコーヒーが飲める」と思っているカフェをご紹介します。

f:id:kozou_kozou:20160813230351j:image

駒沢公園近くにある、山本宇一さんプロデュースのカフェ(コーヒースタンド)プリティ・シングスです。

f:id:kozou_kozou:20160813235545j:image

外観はこんな感じ。

 

山本宇一さんと言えば、同じ駒沢のBowery Kitchenに始まり、Lotusやmontoakと言ったお店を次々オープンし、東京カフェカルチャーの仕掛人として著名なわけですが、おそらくコーヒーに最も注力しているのがこちらのお店です。

 

f:id:kozou_kozou:20160814000222j:image

自家焙煎したシングルオリジンの豆を、クレバーというドリッパーで淹れてくれます。

このクレバーというドリッパーは、一見ペーパードリップの様でありながら、抽出する量のお湯を一旦全て投入し、しばらく蒸らしてから、カップに落とすという、いわば「ペーパードリップmeetsフレンチプレス」といった感じの代物です。

 

詳しくはこちらを

http://www.0141coffee.com/dorip/clever.html

 

このクレバーで淹れたシングルオリジンコーヒーが本当に美味しいんです。

ペーパードリップのスッキリ感と、プレスのコクのいいところが両方出ている感じ。もちろんコーヒー豆自体が新鮮で美味しいものだからこそ出る美味しさでもあります。

f:id:kozou_kozou:20160814000148j:image

窓の外には椅子が置いてあり、気持ちのいい天気の時は外で飲んでいる人も多いです。

 

f:id:kozou_kozou:20160814002757j:image

ちなみに、この日はハウス界のイケメンDJ、DJ KAWASAKIさんが1日店長をやってらっしゃいました。

 

かわいい雑貨やレコードも売っている(たまにフリマもやってます)ので、コーヒーにあまり興味のない方でも是非どうぞ。

 

プリティシングス
東京都世田谷区駒沢5-19-10
http://tabelog.com/tokyo/A1317/A131707/13161813/

 

https://www.diastandard.com/journal/201412topic01prettythings/

 

ツバメコーヒー@燕市

2016/05

 

お久しぶりになってしまいました。

 

GWに妻の実家に帰省した際に、前々から行きたかったステキなカフェに連れて行ってもらいました。

f:id:kozou_kozou:20160703225735j:image

 

こちらは、新潟県燕市にあるツバメコーヒーさん。美容院の中に作られたカフェです。

入口はこんな感じ。

f:id:kozou_kozou:20160703230736j:image

 

店内にはまず雑貨コーナーがありまして。

f:id:kozou_kozou:20160708000148j:image

 

奥のカウンターがコーヒーコーナーです。

f:id:kozou_kozou:20160708000243j:image

 

テーブル席もあって広々としてます。

f:id:kozou_kozou:20160708000412j:image

 

コーヒーはペイパードリップで。

f:id:kozou_kozou:20160708000723j:image

 f:id:kozou_kozou:20160708000752j:image

ドリップコーヒーは400円。

この日はマイルドな中煎り(ツバメブレンド)とほろ苦い深煎り(イヌワシブレンド)を。

 

とても美味しいです。

ペイパードリップでのすっきり感が好きな人(僕です)にはバッチリ。酸味も強くはないので、サードウェーブ系が苦手な人にもオススメできます。

量も多いので、お得感ものすごく高いです。

 

他にシングルオリジン(ブラジル、コロンビア、グァテマラ、エチオピア、マンデリン)もあります。

f:id:kozou_kozou:20160708001810j:image

とても美味しかったので、自宅用に豆も購入したんですが、家でも美味しく淹れることができました。お店でも美味しくて、買って帰った豆も美味しいのって意外と貴重です。

 

f:id:kozou_kozou:20160708001959j:image

こんなにステキなカフェが妻の地元にあるなんて。帰省の楽しみが一つ増えました。

 

以下のサイトでは、Google indoor viewで店内を見ることができます。興味を持った方は是非。

http://tsubamecoffee.com

 

ツバメコーヒー
0256-93-3032
新潟県燕市吉田2760-1
http://tabelog.com/niigata/A1501/A150102/15013869/

 

ISANA(沼垂テラス)@新潟市

2016.5

GWいかがお過ごしでしょうか。

僕は妻の実家(新潟)に帰省してたんですけども、その際に、新潟市内の元気な商店街「沼垂テラス商店街」を訪ねてきました。

f:id:kozou_kozou:20160506081756j:image

こちらはわずか2年前まで(他の多くの地域同様)シャッター通りだったものを、「このままじゃいかん」と一念発起した方々が再生し、今や若者がオシャレなお店を次々開店するという、おそらくかなり稀な地域再生の成功事例です。

※再生の旗振り役である、田村寛さんのご両親が経営されている「大佐渡たむら」は、本当に美味しい大衆割烹でオススメです。
f:id:kozou_kozou:20160506085740j:image

商店街の中には、素敵な北欧雑貨屋さんや、写真集に特化した本屋さん、本当に老舗なお店までありまして。

f:id:kozou_kozou:20160506085902j:image
f:id:kozou_kozou:20160506085954j:image
f:id:kozou_kozou:20160506090019j:image

もちろん素敵なカフェもあります。
f:id:kozou_kozou:20160506090124j:image
こちらは、残念ながら時間が合わず伺えなかったHOSHINO koffee & Labo.さん。
自家焙煎のコーヒーが飲めるとのことで、次回来訪するのを楽しみにしています。

というわけで長くなりましたが、今回お邪魔したのはこちら。ISANAさんです。

f:id:kozou_kozou:20160506120201j:image

f:id:kozou_kozou:20160506122336j:image

f:id:kozou_kozou:20160506121432j:image

f:id:kozou_kozou:20160506121449j:image

こちらは家具職人の方と染織家のお二人で商品の制作・販売をされているそうで。沼垂の店舗では、作成された家具を使ったカフェと雑貨販売コーナーが繋がった構成になっています。

f:id:kozou_kozou:20160506120528j:image

カフェ側から雑貨コーナーを見るとこんな感じ。

f:id:kozou_kozou:20160506121101j:image
コーヒーはその場で豆を挽き、一杯一杯丁寧にドリップしてもらえます。
※湯温もきちんと計ってらっしゃいました。

f:id:kozou_kozou:20160506121412j:image

ちょっとカフェブログとしては話変わっちゃいますけども、もう15年も前ですが、新潟市内の古町エリアにはこういう雰囲気があったんですよね。新潟出身の友人に連れられたり、奥さんと付き合ってた頃にデートしたりしてたんです。
今回沼垂を歩いてみて、なんだか、あの頃の古町が場所を変えて蘇ってきているようなそんな嬉しい感覚になりました。またステキな街並みが新潟に戻ってくることを祈りつつ、これからも沼垂を応援していきたいと思います。

http://www.isana-furniture.net

※ウェブサイトはスマホでなく、pcでご覧になることをオススメします。各店舗のシャッターが開くアクションがかわいいので。


VERVE COFFEE ROASTERS@新宿

2016/04

新宿に新しく出来た「大人ルミネ」こと「NEWoMan」内に新しく出来たお店に行ってきました。

内にと書きましたが、実際は新宿駅新南口の一部といった感じで、ピエールマルコリーニやトラヤカフェの並びです。

f:id:kozou_kozou:20160501000314j:image

カリフォルニアから初上陸のこちらのロースターのコンセプトは、店内にもでかでかと書かれているとおり「Coffee is a Fruit」。

f:id:kozou_kozou:20160501001246j:image

3rd wave隆盛の今、コーヒーに酸味を求めるのは当然になりつつありますが、こちらは特にこだわっていらっしゃる様子。

f:id:kozou_kozou:20160501002447j:image

今回(も)ケニヤを注文し、出来上がると名前が呼ばれる最近のシステムです。
待っている間に店員のお兄さんとコーヒートークをして、押上のアンリミテッドコーヒーを教えていただくなど、いろいろと収穫もありつつ。

f:id:kozou_kozou:20160501002718j:image

後ろに写ってるのはカリフォルニアクロワッサンのストロベリー&バニラビーン。他にもドーナツやパウンドケーキなど、コーヒーに合いそうなスウィーツも充実してます。

f:id:kozou_kozou:20160501003512j:image

コーヒーはペイパードリップで抽出。豆の特徴を記載したペイパー付きです。こういうのコーヒー好きとしては嬉しいですね。

f:id:kozou_kozou:20160501003506j:image

ペイパーナプキンがレゲエの方が頭にまくやつみたいな巻き方で、結構度肝を抜かれました。

豆の焙煎は全てアメリカ本国でしてるそうですが、抽出に適した期間内(1週間程度)には日本に届いてお店で使用しているとのこと。確かに酸味は強いですが、決して飲みにくいものではないと思いますよ。量も多いので、たくさん飲みたい人にもオススメです。

ただ、席がかなり狭いので、コーヒーとスウィーツを合わせて楽しもうとすると、混みそうな時間帯は厳しいかもしれません。要注意。

ちなみに、店内BGMはステキなサーフミュージックといった感じで、決してBitter sweet symphony(The Verveの代表曲)ではありませんでした!


ヴァーヴ コーヒーロースターズ
03-6273-1325
東京都新宿区新宿 4-1-6 NEWoMan SHINJUKU 2F



cafe vivememt dimanche@鎌倉

2016/01

だいぶ前回から時間が空いてしまいました。

今回は、僕がコーヒー好きになったきっかけのカフェをご紹介します。

f:id:kozou_kozou:20160321211426j:image
入り口にあるこのナイスなおじさん2人の看板に書かれている店名。カフェ ヴィヴモン ディモンシュ(通称ディモンシュ)と読みます。
この覚えにくい店名は、フランソワ トリュフォーの映画「日曜日が待ち遠しい!」からとられています。つまりフランス語です。

f:id:kozou_kozou:20160321211154j:image
外観はこんな感じで、基本的には外のベンチに何人かは並んでいます。

f:id:kozou_kozou:20160321211856j:image
先日リニューアルしたのですが、基本的な雰囲気はこの時と大きくは変わっていません。

f:id:kozou_kozou:20160321212907j:image
不思議くらい、とにかくコーヒーが美味しいです。近年はマスターによる自家焙煎なのですが、その前からこの不思議な美味しさの魔法が知りたくて通っています。

f:id:kozou_kozou:20160321213046j:image
店員さんからだったかもしれませんが、前に聞いたところによると「美味しくなれ」と念じながら抽出するのだそうで、僕はまだまだ念じが足りないということなのでしょう。

f:id:kozou_kozou:20160321213220j:image
こちらは、コーヒーと並ぶ看板メニュー「オムレット デ オリ」。いわゆるオムライスです。卵トロトロ系で絶品デミグラスソースがかかっています。何度食べても、何度食べても…また食べたくなってしまいます。

f:id:kozou_kozou:20160321213749j:image
お皿のこういうところもかわいすぎますし

f:id:kozou_kozou:20160321213834j:image
このシュガーは毎回持ち帰りたくなってしまいます。喫茶人。

f:id:kozou_kozou:20160321213942j:image
そして、こちらパフェ ディモンシュ。
ダジャレもエスプリが効いてます(?)。

ところで、後ろに写っているT-shirt。ちょっと見えにくいですが、こちらはこのお店の公式グッズでして。
プロレス好きのマスターによる、カナディアンバックブリーカーをかけられながらでもコーヒーを抽出する様子を描いた「Never give up Coffee Time」T-shirtです。

たぶん2005年頃のグッズなんですが、着ていったらマスター初めみなさん凄く喜んでくださって…ファン冥利につきる瞬間でした(笑)。

f:id:kozou_kozou:20160321214352j:image
間違いないコーヒーが飲めて、フードも美味しく、グッズも素晴らしい。ちなみに、マスターはDJ(クラブもラジオも)もしてたりして…
僕にとっては初恋の、そしていつまでも最愛の人のようなカフェです。

f:id:kozou_kozou:20160321214413j:image
この時も20周年記念のトートと、ずっと欲しかったドリップポットを購入しちゃいました。
今日も明日も念じながらドリップしなきゃ。

カフェヴィヴモンディモンシュ
0467-23-9952
神奈川県鎌倉市小町2-1-5 桜井ビル 1F